
デザイナー…アモンド・セラ
クレイジーピッグといえばスカル…スカルといえばクレイジーピッグと言われるほど、抜群の存在感と重厚なスカルデザインが人気の「クレイジーピッグ」ですが、その独特のデザインは数多くのミュージシャンに愛用されていますね。
そして、その卓越した彫金技術は、スカルデザインだけでなく、数多くの逸品を世に送り出していて、ブラットピットなど多くの著名人にも愛用されているんです。
フランスで生まれたアモンド・セラは、ギタリストを目指し20歳の時に渡英しました。ところが、才能というのは不思議なもので、アルバイト先で製作したアクセサリーが評判となり、1992年にシルバーアクセサリーのブランド「クレイジー・ピッグ」をスタートさせることとなります。彼の代表作は「キースリング」と呼ばれるスカルのリングが有名ですね。
もともと、ギタリストになりたかったアモンド・セラですが、生活のためにシルバーアクセサリーショップの「グレート・フロッグ」にて店員のアルバイトを始めます。
ある日、一人の客が「スカルのリングを作って欲しい」という依頼をしてきました。シルバーアクセサリーなんて作った事のないので、普通なら断るところですが、アモンド・セラは「2週間後に来てくれ」と依頼を快諾し、見よう見真似で作成したスカルに、客がその出来に満足して帰っていったという嘘のようなホントの事件が起こります。
そして「すべては、それが始まりだった」というアモンド・セラの言葉通り、作品はそのショップの主力商品となっていきます。その後10年の歳月をその職場に費やした彼は、1992年に「クレイジー・ピッグ」をスタートさせます。
やがて…ローリング・ストーンズのキース・リチャーズなどのビッグネームを筆頭に、多くのミュージシャンや著名人が彼の作品を好んで愛用するようになるのです。
また「クレイジー・ピッグ」といえば「スカル」のシルバーアクセサリーというイメージが強いですが、実は石をあしらった作品も数多く生み出されていて、その完成度は極めて高く、エレガントな世界を見事に表現しています。